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とある10月の朝、玄関でブーツを手に取って、少し止まる。「これ、会社に履いていって大丈夫かな」。パンプスに戻すか、そのまま出るか。ブーツの季節が来るたびに、同じところで迷っている方は多いと思います。
先に答えをお伝えします。オフィスカジュアルにブーツは「あり」です。分かれ目になるのは、職場の雰囲気・社内で靴を履き替えるかどうか・ブーツの形の3つ。この3つを押さえれば、浮くことはほとんどありません。
私はアパレルの接客を約10年、その後、事務職を約10年してきました。売り場では、お客様が「会社に履いていけるか」をご自身の基準で選んでいくのを見てきて、事務職になってからは自分が毎年10月から3月までブーツで通勤する側です。この記事では、職場で実際に見かけたブーツと、私が通勤用に選ぶときの基準を、体験からお話しします。
📖 この記事でわかること
✅ オフィスカジュアルでブーツが「あり」になる分かれ目
✅ 職場で実際に見かけたブーツ・見かけなかったブーツ
✅ 事務職が通勤ブーツを選ぶときの4つの基準
✅ 社内で靴を履き替えない職場での選び方
✅ 忘年会シーズン・雨や雪の日の足元
🥾 通勤ブーツ、まず1足見るならこれ
私が通勤用に選ぶのは、脱ぎ履きがしやすくて、ヒールが低めのショートブーツです。楽天で人気のブーツの中から、おすすめをピックアップしました。
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オフィスカジュアルにブーツはだめ?答えは「あり」。分かれ目は3つ
結論から言うと、通勤にブーツそのものが問題になることは、ほとんどありません。分かれるのは次の3つです。
🥾 ブーツが「あり」になる分かれ目
① 職場の雰囲気…スーツ寄りか、きれいめカジュアルか
② 社内で履き替えるかどうか…履き替える職場なら、通勤の靴はほぼ自由
③ ブーツの形…細身でシンプルなショート丈なら、まず浮かない。色は黒・チャコールグレー・焦げ茶のような濃い定番色が、通勤服のパンツにもスカートにも合わせやすいです。迷ったら避けたいのは厚底・装飾の多いもの・ニーハイ
少し前の調査ですが、マイナビニュースが女性500人に「職場にブーツはマナー違反?」と聞いたところ、「あり」が73.4%でした(2019年9月調査)。ただ、「あり」と答えた人の理由を見ると「職場によります」「履き替えるなら問題ない」という声が多く、結局のところ職場と履き方で決まる、というのが実態です。
出典:マイナビニュース「職場にブーツはマナー違反?」(2019年10月)
アパレル時代、「このブーツは会社に履いていけるか」を、私たち販売員が線引きすることはありませんでした。基本的に、お客様のほうが自分の会社の基準をよく知っています。同じブーツでも、履いていける職場と、やめておく職場がある。だから「ブーツはOK・NG」という一般論より、自分の職場での分かれ目を知るほうが早いんです。
自分の職場に当てはめるなら、目安はこの3つです。
🏢 職場のタイプ別・ブーツの目安
・来客対応が多く、スーツ寄りの職場…基本的にブーツは選ばないほうが安全です。もし候補にあげるなら、パンプスに近い感覚で履けるくるぶし丈のブーティか、ごくシンプルな黒のショートまで
・きれいめカジュアルで、社内は内履きに履き替える職場(私の職場がこれでした)…通勤のブーツは基本的に自由。実際にはショートブーツが多数派でした
・履き替えない職場…通勤靴ではなく「仕事中の靴」として選びます(詳しくは「社内で靴を履き替えない職場、ブーツはどう選ぶ?」の章で)
職場の雰囲気の見分け方(3つのレベル)は、こちらで詳しく書いています。
→ オフィスカジュアルはどこまでOK?服装自由な職場と事務職のリアルな服装を元店員が解説
そして、②の「履き替えるかどうか」が思っている以上に大きいです。次の章で、私の職場の実際をお話しします。
職場で実際に見かけたブーツ・見かけなかったブーツ
私が働いていた事務の職場は、社内で内履きに履き替える会社でした。こういう職場では、通勤のブーツはどんな形でも、何か言われることはありませんでした。デスクにいる時間は全員が同じ内履きなので、通勤で何を履いてきたかは、ほとんど見えないからです。

それでも、冬の職場の足元を見ていると、はっきりした傾向がありました。
👀 職場の足元で見かけたもの・見かけなかったもの
・いちばん多いのはショートブーツ。理由は履き脱ぎのしやすさ
・厚底とニーハイは、誰も履いてこない。禁止ではなく、自然にそうなっていた
・ロングブーツは会社の靴箱に入らないうえに、履き脱ぎもしにくい。だから通勤で選ぶ人が少ない
・ロングブーツが一律NGなわけではなく、靴箱に入るか・履き脱ぎ・職場の雰囲気の3点で決まる
「履き替えるから何でもいい」はずなのに、みんなショートに落ち着く。これは職場の雰囲気というより、毎日の履き替えと、しまう場所の都合なんですね。この「都合」が、次の章の選ぶ基準につながっていきます。
社内で履き替える職場のリアルと、内履きの選び方はこちらにまとめています。
→ 社内履きレディースのおすすめ|疲れない選び方と、履き替える職場のリアル【元アパレル販売員×事務職】
事務職が通勤ブーツを選ぶときの4つの基準
「浮かないか」も一つの基準だとは思いますが、私は「毎日の通勤で困らないか」でブーツを選んでいます。それが結果として、浮かないブーツにもなります。基準は4つです。

① 履き脱ぎのしやすさ|サイドゴアかファスナー
職場で履き替えるなら、朝と夕方に必ず1回ずつ、ブーツを脱いで履きます。ここで手間取るブーツは、どんなに可愛くても出番が減っていきます。私が選ぶのは、ファスナーがなくてもすっと履けるサイドゴアか、内側にサイドファスナーがあるタイプ。紐で締めるタイプは、手間がかかるうえに見た目もきれいめになりにくいので、通勤用からは外しました。
② ヒールは低め|パンツの裾丈が変わらないように
ヒールが高いブーツに合わせてパンツの丈を決めると、内履きに履き替えた瞬間に裾を引きずります。逆にパンプス基準の丈だと、ヒールの高いブーツでは裾が浮く。私はヒール5cmくらいまでにして、手持ちのパンツの丈をそのまま使えるようにしています(あくまで手持ちのパンツに合わせた、私の基準です)。
③ 会社の靴箱に入る高さ
ロングブーツは、会社の靴箱に入らないことが多いです。だから私は、靴箱に入る高さを選ぶ基準の一つにしています。買う前に、職場の靴箱の高さを一度思い出してみてください。ショート丈なら、入る可能性は高くなります。
④ 厚手の靴下が入る余裕
足元の冬の寒さ対策のひとつとして、靴下で調節をしています。ブーツの中に厚手の靴下を履きたいので、ぴったりサイズより少し余裕のあるブーツを探していました。試着のときは、冬に履く靴下で行くと失敗しません。
職場での靴下やタイツの考え方は、こちらで詳しく書いています。
→ オフィスカジュアルに靴下はあり|ストッキングが苦手な女性の選択肢を元アパレル販売員が解説
🥾 いちとより|今、通勤に履いている2足
・サイドゴアのショートブーツ(チャコールグレー・革・ヒール約5cm)。細身できれいめ。脱ぎ履きがいちばん楽なので、出番が多いです
・サイドファスナーのショートブーツ(焦げ茶・革・ヒール約5cm)。こちらは少しきれいめ寄りで、きちんとしたい日に
2足に共通しているのは「細身・ゴツくない・シンプル・革」。4つの基準を満たすと、自然にこういう形に落ち着きました。
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楽天ファッションでショートブーツを見る ▶楽天ポイントが貯まる社内で靴を履き替えない職場、ブーツはどう選ぶ?
社内で靴を履き替えない職場では、通勤靴というより「仕事中の靴」としてブーツを選ぶことになります。1日中見えている靴なので、見るところは3つです。
👞 履き替えない職場のブーツ選び・3つのポイント
① 職場の雰囲気に合わせる…きれいめの職場なら細身でシンプルなショート。ラフな職場ならお好きな形で大丈夫
② ヒールは低め…1日履いても楽で、フロアで足音が響きにくいのも安心材料
③ 4つの基準の読み替え…①履き脱ぎのしやすさと③靴箱の高さは、ほとんど気にしなくてOK。②ヒールは低めと④厚手の靴下が入る余裕は、そのまま使えます
雨の日の考え方は、後の「雨の日・雪の日・手入れのこと」の章にまとめています。
忘年会シーズンの足元|座敷の日はどうしていたか
12月に入ると、会社の忘年会などで座敷のお店に行く機会が増えがちです。ブーツで行くと、お店の入口で靴を脱ぐのに時間がかかるし、一斉に帰る混雑時に履くのはもっと大変。私はこの時期、サイドゴアのブーツか、ローヒールのパンプスにしていました。サイドゴアなら、しゃがまずに脱ぎ履きできます。

ここでも効いてくるのが、基準①の「履き脱ぎのしやすさ」です。通勤の履き替えで楽なブーツは、飲み会の座敷でも楽。1つの基準で両方の場面が片づくので、ブーツを選ぶときは、まずここから見てみてください。
ブーツに合わせるパンツ丈・スカート丈
パンツ|靴を履き替える人ほど、ヒールは低めに
パンツの丈は、合わせる靴のヒールの高さで決まります。通勤はブーツ、社内は内履き、と靴が変わる人は、どちらでも裾が変にならない高さを選ぶしかありません。だからヒールは低め。柔らかい生地のパンツなら、足元で少し溜まっても自然に見えるので、多少の高さの差はカバーしてくれます。
スカート|ロング丈は履き口に引っかかることがある
スカートで一つだけ。ロング丈のスカートは、歩いているうちにブーツの履き口に引っかかることがあります。ブーツの日にロング丈を合わせるなら、家で少し歩いてみて、すそが履き口に当たらないかを見ておくと安心です。
コートとブーツは、冬に欠かせないアイテムですよね。コートを選ぶ時期や丈の考え方はこちらにまとめています。
→ 冬コートはいつから売ってる?店頭に並ぶ時期・買い時・着始める目安を元アパレル販売員が解説
雨の日・雪の日・手入れのこと
雨の日は、雨対応のブーツか、合皮のブーツなら履いていました。革のブーツは、雨の日は休ませます。社内で靴を履き替えない職場なら、濡れたブーツのまま1日過ごすことになるので、雨対応のものか、その日だけ別の靴にするのが現実的です。雪の日は、ブーツで無理をせずスニーカーに替えていました。滑りやすい日にヒールのあるブーツで駅まで歩くのは、思っているより危ないからです。通勤の足元は、その日いちばん安全な靴が正解です。
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手入れで一つだけ。帰宅したら、ブーツをすぐ靴箱にしまわず、風通しのいい場所に一晩置いてから片づけます。一日履いたブーツの中の湿気を逃がすだけで、翌朝の履き心地も、におい方もかなり変わります。
まずは手ごろな一足から、という選び方もあります
「サイドゴアは初めてで、自分に合うか分からない」「ヒール5cmで本当に楽なのか試したい」。そんなときは、いきなり革のいいものでなくても大丈夫です。
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定番の黒や茶は、冬の本番になると人気が高まるので、気になる形があるうちに見ておいてくださいね。
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Q. オフィスカジュアルにブーツはだめですか?
ブーツそのものが問題になることは少ないです。分かれ目は、職場の雰囲気(スーツ寄りか、きれいめカジュアルか)、社内で靴を履き替えるかどうか、ブーツの形の3つ。細身でシンプルなショート丈を選び、履き替える職場なら、まず浮きません。厚底や装飾の多いもの、ニーハイのような丈は、職場では見かけませんでした。
Q. ロングブーツで通勤してもいいですか?
職場の雰囲気次第ですが、私の職場でロングブーツが少なかった理由は、マナーより「会社の靴箱に入らない」「履き替えに時間がかかる」という実用面でした。社内で履き替えるなら、通勤のブーツは基本的に自由なところが多いです。買う前に、職場の靴箱の高さと、朝夕の履き替えの手間を想像してみてください。
Q. 通勤でブーツは何月から履きますか?
私は10月から3月ごろまで履いています。薄手のニットを着るようになる10月は、服の雰囲気とブーツが合わせやすくなる時期です。気温より「上に着る服が秋冬になったか」で決めると、季節外れに見えにくいです。
Q. ブーツの中に厚手の靴下を履いてもいいですか?
はい。私は冬の寒さ対策を靴下でしているので、ブーツの中に厚手の靴下を履く前提で、少し余裕のあるサイズを選んでいます。試着のときに冬用の靴下で合わせておくと、買ってから「きつい」がなくなります。ショートブーツなら靴下は外から見えないので、色や柄も気にしなくて大丈夫です。
まとめ:浮かないブーツは、毎日の通勤で困らないブーツ
- オフィスカジュアルにブーツは「あり」。分かれ目は、職場の雰囲気・履き替えるか・ブーツの形の3つ
- 職場でいちばん多いのはショートブーツ。厚底とニーハイは見かけない。ロングは靴箱に入らない
- 選ぶ基準は4つ。履き脱ぎのしやすさ・ヒールは低め・靴箱に入る高さ・厚手の靴下が入る余裕
- 履き替えない職場なら「仕事中の靴」として。職場の雰囲気に合わせて、きれいめならシンプルなショート
- 忘年会の座敷の日はサイドゴアかローヒールのパンプス。履き替えで楽なブーツは、座敷でも楽
- 雪の日はスニーカーに。帰ったら一晩風を通してから靴箱へ
「浮かないか」と考えると、どんどん選べなくなります。「毎日の通勤で困らないか」で選ぶと、結果として、職場になじむブーツに落ち着きます。今年の一足は、そこから選んでみてくださいね。


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