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お店に入ったら、もう秋色のトップスが並んでいる。夏物のセールワゴンのすぐ隣で、濃いブラウンやカーキが目に入ってくる。
でも外に出れば、まだ汗が止まらない暑さです。
「秋服っていつから着ればいいんだろう」「まだ早いよね、でも夏服にちょっと飽きてきた」。毎年この時期、そう思っている方は多いと思います。
先に答えをお伝えします。店頭に秋服が並び始めるのは7月末ごろ。そして売り場に立っている店員は、8月半ばには既に秋服を着ています。
私はアパレルの接客を約10年してきました。毎年この時期、まだ暑いのに秋物を着て売り場に立っていた側です。この記事では、お店の裏側から見た秋服のスケジュールと、暑いうちに秋服を楽しむための選び方をお話しします。
📖 この記事でわかること
✅ 秋服が店頭に並ぶ時期(7月末から何がどう増えていくか)
✅ 「晩夏物」という、夏と秋のあいだの服のこと
✅ アパレル店員が秋服を着始める時期と、その選び方
✅ 暑いうちに秋を取り入れる、色・素材・小物のコツ
✅ 秋服は早めに買ったほうがいい理由と、サイズ欠けの時期
私もよく紹介しているきれいめプチプラ「Pierrot(ピエロ)」にも、秋の新作が並び始めています。
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秋服はいつから並ぶ?店頭の入荷スケジュール
お店のカレンダーは、実際の季節より2ヶ月ほど先を歩いています。まだ真夏のうちから、売り場では秋の準備が始まっているんです。
私が売り場にいたころの感覚だと、流れはこうでした。
🍂 秋服が店頭に並ぶ流れ
7月末ごろ|少しずつ、ぽつぽつと秋物が出始める
8月末|晩夏から初秋のものが、ひととおり出揃う
9月以降|本格的な秋物と、コート・ファーなど冬に向かうものがどんどん増えていく
ポイントは、ある日いきなり全部が入れ替わるわけではないということです。夏物のセールが続いている横で、少しずつ秋の色が増えていく。その割合が日に日に変わっていって、そして気がつくと、売り場が秋になっている。そんな移り変わり方をします。
最近は「秋色の半袖」がワンクッション入るようになりました
ここ数年で変わったな、と感じるのがこれです。
夏が長くなったぶん、いきなり長袖の秋物を出しても着られる日が来ません。そこで「色味だけ秋を楽しむ」デザインが、夏と秋のあいだにワンクッション入るようになりました。
形は半袖のまま、色だけがブラウンやボルドー、カーキ。これなら暑い日でも着られて、でも足元やバッグを秋のものに変えれば、ちゃんと季節感が出ます。この時期にお店で「あれ、秋っぽいけど半袖だ」と思うものがあったら、それです。
「晩夏物」って何?夏と秋のあいだの服
売り場では「晩夏物(ばんかもの)」という言い方をします。夏の終わりに出てくる、夏と秋のあいだをつなぐ服のことです。
👗 晩夏物の特徴
・色は深め(ブラウン・ボルドー・カーキ・濃いグリーンなど)
・形は半袖や五分袖
・生地は薄いので、暑い日でも着られる
つまり「暑くても季節感だけは取り入れられる服」です。
この時期から、カーディガンや薄手のジャケットもぱらぱらと出始めます。夕方だけ肌寒い日や、冷房の効いた場所で羽織れるので、じつはいちばん出番が長いアイテムです。
「まだ秋物は早い」と思っている方も、この晩夏物なら今日から着られます。夏服に飽きてきた気持ちを、無理なく満たしてくれる存在です。
アパレル店員は、いつから秋服を着ていた?
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
私を含め、売り場のスタッフは8月半ばには既に秋服にシフトしていました。まだ最高気温が35度を超えるような日でも、です。
まず変えるのは「色」でした
8月半ばには、自然と濃い色の服を選ぶようになっています。真っ白や淡いパステルから離れて、ブラウンやカーキ、深いグリーンへ。
形はまだ夏のものでも、色が変わるだけで売り場の空気に馴染むんです。秋の入り口は、まず色から。これは今でも自分の私服でやっています。
長袖の秋物は「着られる形」を選んでいました
とはいえ、秋物のトップスは長袖です。暑い日にどうしていたかというと、選び方でしのいでいました。
🌡️ まだ暑い時期に長袖の秋物を着るコツ
・袖をまくれるもの(腕が出るだけで体感がずいぶん変わります)
・インナー無しで1枚で着られるもの(重ね着しないぶん涼しい)
それでも暑い日は、正直に言うと根性で着ていました。
でも、いちばんの理由は「着たいから」でした
お店のルールだから着ていた、という面もあります。でも正直なところ、スタッフはみんな服が好きなので、目新しいものを早く着たいという気持ちのほうが大きかったように思います。
新しい秋物が届くと、「これ着たい」とテンションが上がる。暑いのは分かっているけれど、それでも着たい。そういう空気が売り場にはありました。
✍️ いちとより
自分たちの季節感は、はたから見たらちょっと早すぎたかもしれません。でも私は、お店の季節感で季節の移り変わりを感じていました。まだ暑いのに秋色が届くと「もう秋か」と思う。あの感覚は、今でも少し懐かしいです。
なので、「まだ暑いのに秋服なんて」と我慢している方には、こうお伝えしたいです。着たいと思ったなら、着ていいんです。売り場の人間は毎年そうしています。
暑いうちに秋服を取り入れる4つの方法
とはいえ、無理をして暑い思いをする必要もありません。涼しく過ごしながら秋を先取りする方法を、順番にお話しします。
① 色から変える(いちばん簡単で効きます)
先程も少し触れましたが、形はいつもの夏服のままで、色だけ秋に寄せる。これがいちばん手軽で、いちばん見た目が変わります。
手持ちの白いTシャツをブラウンに、ベージュのパンツをカーキに。それだけで写真に写ったときの印象が変わります。生地は夏物のままなので、暑さは変わりません。
② 生地の薄い秋色トップスを1枚買う
さきほどの晩夏物です。深い色・薄い生地・五分袖のトップスが1枚あると、8月後半から9月いっぱいまで、ずっと着回せます。
この時期に買う1枚としては、いちばん元が取れるアイテムだと思います。
きれいめプチプラの「Pierrot(ピエロ)」は、この時期こういう「秋色だけど薄手」のトップスが探しやすいお店です。通勤服との相性もいいので、のぞいてみる価値ありです。
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③ 羽織りものを1枚、手元に用意しておく
カーディガンや薄手のジャケットは、夕方の肌寒さや冷房対策にもなるので、いちばん出番の長いアイテムです。
しかもこれ、後述しますが売れるのが早いアイテムでもあります。「涼しくなってから買おう」と思っていると、気に入ったデザインが残っていないことがあります。
④ 小物から秋にする(服を買わずにできます)
服はまだ夏物のままでいい、という方にいちばんおすすめなのがこれです。
バッグ・靴・アクセサリーを秋のものに変えるだけで、全身の印象は驚くほど変わります。しかも暑さはまったく変わりません。
特にアクセサリーは、素材の見え方で季節感が出るアイテムです。夏に活躍したシルバーやクリアな素材から、ゴールドやべっ甲、少しくすんだ色みのものに変えると、それだけで秋の顔になります。
私もシーズンの変わり目によく買っていた大人向けプチプラアクセのCREAM DOT(クリームドット)は、この手の「季節の顔を変える小物」が探しやすいお店です。服を1枚買うより手軽なのに、印象は大きく変わってくれます。実際に使ってみて分かったことはクリームドットの口コミ・評判を検証した記事に正直にまとめているので、気になる方はどうぞ。
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秋服はいつ買う?早めをおすすめする理由
ここは、売り場で毎年見てきたことをもとにした、私の考えです。
結論から言うと、秋物はだいたいのものを早めに買っておいたほうがいいと思っています。
春と秋は、あっという間に過ぎてしまうから
気温的に夏と冬は長いのに、春と秋は本当に短いです。「涼しくなったら買おう」と思っていると、買いに行くタイミングを決めているうちに、もう寒くなっている。そういうことが毎年起きます。
先に用意しておいて、その気温になった日にすぐ着られる状態にしておく。これができるかどうかで、その秋に何回着られるかが変わります。
「そのとき買えばいいや」と思っていると、着る機会そのものを逃してしまう。これで結局着られなかった、という方は多いんじゃないでしょうか。
早く売れるもの・ゆっくり売れるもの
とはいえ、全部を今すぐ買う必要はありません。売り場での動き方には、はっきりした差がありました。
📊 売り場で見てきた、動きの違い
早く動く|薄手の羽織もの・秋色のトップス
→ すぐ着られて使い勝手が良さそうに見えるものから売れていきます
ゆっくり動く|コート・厚手のニット
→ 本当に寒くなってくるまで、なかなか動きません
つまり「すぐ着られるもの」ほど早く動くということです。だから今すぐ手に入れておきたいのは、薄手の羽織ものと秋色のトップス。コートや厚手のニットは、もう少し様子を見ても大丈夫です。
サイズ欠けが起きやすいのはこの時期
「もう少し待てば安くなるかも」と考えたくなりますが、秋物には気をつけておきたい事情があります。
特にジャケット系は、10月あたりになると人気のデザインでサイズが欠け始めます。まったく無くなるわけではないのですが、「このデザインのこのサイズ」となると、揃わないことが出てきます。
📅 ジャケットが必要な方は9月中がおすすめ
・10月には人気デザインのサイズが欠け始める
・そして売り場はすぐ冬物に変わっていく
秋のジャケットが並んでいる期間は、思っているより短いです。必要だと分かっているなら、9月中に見ておくのが安心です。
売り場が冬物に変わるスピードは、本当に早いです。「先週まで売れ筋だったのに…」ということが、秋物では特によく起きます。
秋服を買ったのに「着る服がない」と感じたら
秋物を買い足したのに、いざ涼しくなると「着る服がない」と感じる。これも毎年起きることです。
その原因は、じつは服の量ではないことがほとんどです。手持ちの服の組み合わせ方と、秋特有の気温の振れ幅にあります。そのあたりは別の記事にまとめました。
→ 秋に着る服がない…原因は服の量じゃない|元アパレル販売員が毎年やっている乗り切り方
また、この時期は夏物のファイナルセールと秋物の入荷が重なります。セール品を賢く拾う方法は、こちらに書いています。
→ 夏物セールはいつから?元販売員が教える時期の波と「秋まで使える」買い方
よくある質問
Q. 秋服は何月から着ますか?
気温で言えば、最高気温が25℃を下回る9月下旬あたりが本格的な目安です。ただ、色や小物だけなら8月から取り入れられます。売り場のスタッフは8月半ばには既に秋色にシフトしていました。「何月から」と決めるより、色から始めて、涼しくなったら生地を変えていくと自然です。
Q. 服の秋冬物の発売時期はいつですか?
秋物は7月末ごろから少しずつ並び始めて、8月末には晩夏から初秋のものが出揃います。9月以降は本格的な秋物に加えて、コートやファーなど冬に向かうアイテムが増えていきます。お店のカレンダーは実際の季節より2ヶ月ほど先を歩いています。
Q. アパレル店員の秋服はいつから着る?
8月半ばには既に秋服にシフトしていました。まず濃い色に変えて、長袖の秋物は袖をまくれるものやインナー無しで着られるものを選びます。それでも暑い日は、正直に言うと根性で着ていました。ただ理由の半分は「新しい服を早く着たい」という気持ちです。売り場の季節感は、実際の季節より少し早く進んでいます。
Q. 秋服はいつ買うのがおすすめですか?
早めをおすすめします。春と秋は短いので、「涼しくなってから」と思っていると着る機会そのものを逃しがちです。特に薄手の羽織ものと秋色トップスは売れるのが早く、ジャケットは10月には人気デザインのサイズが欠け始めます。必要だと分かっているものは9月中に見ておくと安心です。
まとめ:着たいと思った日が、その人の秋の始まり
- 店頭に秋服が並ぶのは7月末から。8月末に晩夏〜初秋が出揃い、9月以降に冬物が増えていく
- 晩夏物は、深い色・薄い生地・五分袖。暑くても季節感を取り入れられる
- 売り場のスタッフは8月半ばには既に秋服。まず色を変えて、袖をまくれるものを選ぶ
- 小物だけ秋にするのがいちばん手軽で、暑さも変わらない
- 薄手の羽織ものと秋色トップスは早めに。ジャケットが必要なら9月中に
「まだ暑いのに秋服なんて」と我慢しなくて大丈夫です。売り場の人間は、毎年まだ汗をかきながら秋物を着ています。
夏服に飽きてきたなら、それはもう秋の入り口に立っているということ。着たいと思った日が、その人の秋の始まりでいいと思います。
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